資産運用管理システム会社のコンサルタントが上司からパワハラを受けたが、職場の支援を受けられなかったことから、うつ病を発病して自殺した事案

【事案の概要】

 本件は、資産運用管理システム会社のコンサルタント(男性・死亡時37歳)が、取締役と部長から継続的なパワーハラスメントを受け、他の経営陣や幹部も感づいていたのに適切な支援をしなかったことから、うつ病を発病して自殺をした事案です。

【自殺の原因】

 上司2名からのパワハラが原因であることは明らかです。

【予防のポイント】

 取締役や管理監督者によるパワハラを防止することはもちろんですが、パワハラが発生した場合、これを早期に調査した上で、被害者には適切な支援をする一方、加害者の上司には降職や懲戒といった厳正な処分をすべきでした。首脳部の初動の遅れが悲惨な結果を招いたと考えられます。

 パワハラに限らず、ストレスフルな出来事が発生しても、上司や職場が適切に支援をすれば、そのストレスは緩和されます。ストレスチェックを実施した場合には集団分析の結果により職場環境を改善しましょう。

 特にパワハラはこれを防止するための継続的な研修が必要ですが、ひとたび発生したら迅速な調査と措置を講じることも重要であることを留意してください。


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