編集物も著作権が成立する?

 素材の選択または配列によって創作性を有する編集物も、著作物(編集著作物)として編集著作権が成立します。編集著作物に当たるのは、辞典、問題集、資料集、カタログ、電話帳が典型的です。

 これらの書籍は、素材の選択や配列が類似することがありますが、このような編集方針自体を保護するものではありませんので、素材が異なるのであれば編集著作権を侵害することにはなりません。

 著作権法上、「事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道」は著作物ではないのですが、これらを編集した新聞紙全体は編集著作物となります。

 また、統計データは思想・感情の創作的表現とはいえないのですが、素材となるデータの選択と配列に創作性があれば編集著作物となり、選択や体系的な構成に創作性があればデータベースの著作物となり、編集著作権が成立します。

 素材の著作権者から利用の許諾を得ていなくても編集著作権は成立しますが、素材の複製権や翻案権を侵害することになります。編集する素材が著作物であれば、著作権者より利用の許諾を得るか、編集者に許諾の有無を確認してください。

 編集著作物には、素材の選択・配列に関する創作的表現に関する編集著作権が発生するので、編集著作物の素材が個別に利用された場合でも、編集著作権侵害とはならず、素材の著作権侵害となります。


企業のためのメンタルヘルス対策室のご相談 労働問題に特化して20年の実績と信頼。つまこい法律事務所にご相談ください。 03-6806-0265 受付時間:平日 9:00~18:30(当日相談可能)JR御徒町駅より徒歩5分 ご相談の予約